2012年05月30日

夏色キセキに見る下田のジオ② ロープウェイで寝姿山

伊豆急行線で下田に来ると、終点伊豆急下田駅に到着する少し前から進行方向左に見えてくる一連の山が寝姿山だ。過去のブログでも紹介したことがあるが、今回、実際に登ってジオ見学してきました。登ったといっても山頂付近まで下田ロープウェイで楽々行けます。山頂付近は比較的平坦面があり、遊歩道を散策できます。⇒寝姿山遊歩道マップ

 ↑ これら一連の峰を寝姿山と呼んでいる。写真右の岩肌が出ている山が武山、真ん中の胸に当たる部分のにロープウェイの駅がある。その左奥にに寝姿山最標高を地点がある。



 ↑ よくくる下田の街でも、上から見る景色は新鮮だ。

 ↑ 下田の沖積低地にある街を挟んで向かい側には下田富士が見える。

 ↑ 山頂駅に着くと、まず下田湾の絶景が目に飛び込んでくる。

 ↑ 右(南西)側を見ると、顔の部分の武山(179m)が見える。

 ↑ 左(東南東)方向を見ていたらどこかで見た建物が!あっ夏色キセキに出てくる中学の校舎だ!


 ↑ この景色も夏色キセキのオープニングで四人が駆け下りている景色だ!でも…

 ↑ 15mも走るとその先は急な崖で密林になっているので、駆け下りることはできない。
  出ている露岩は、流紋岩である。寝姿山の山体は流紋岩の貫入岩体が隆起侵食により残ったものなのだ。

 ↑ 生垣で作った迷路がある。

 ↑ 縁結びの神様、愛染堂がある。

 ↑ ハート型の絵馬にたくさん願掛けしてある。

 ↑ 路頭あった。粘性の高い流紋岩質マグマが流れた時にできた流理構造が顕著だ。でも流理のあるなしにかかわらず、SiO2等の含有度合いで流紋岩が定義される。

 ↑ ここからは施設外のハイキングコース。この道を600~700m行った先に寝姿山の最高地点の万蔵山(200m)がある。

 ↑ 比較的フラットな尾根沿いの道をひたすら進むと地味な看板がぽつんとあった。

 ↑ ここだ本当の寝姿山(万蔵山)の山頂だ!山頂といっても平坦地なので実感がない。それにしても「標高200.07m」って200mと7cm。かなり几帳面(笑)
  


Posted by さざえさん at 00:56Comments(0)ジオな気分

2012年05月26日

夏色キセキ 第8話の聖地写真

伊豆下田を舞台にしたアニメ『夏色キセキ』の 第8話「ゆううつフォートリップス」見ました。紗季の引越し予定地の八丈島へ4人そろって旅行する内容でした。なもんで、下田が出たのは前半部分だけでした。それも伊豆急下田駅周辺のみでした。とりあえず聖地の写真撮ってきました。さすがに八丈島までは行けなかったのはご了承くださいませ。



 ↑ 下田駅前のとうきゅうストア(東本郷1丁目)
 背後には寝姿山(武山)がそそり立っている。ちなみに切り立った岩肌の部分は通称「よだれ岩」
 このすぐ近所から下田ロープウェイが出ていて山頂付近まですぐ登れます。そこから下田湾の眺めはオープニングのシーンでも出てくる。



 ↑ 伊豆急下田駅前のロータリー(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅前のロータリー(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅にある足湯「開国の湯」(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅にある足湯「開国の湯」(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅にある足湯「開国の湯」(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅バスターミナル付近(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅バスターミナル付近(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅にある足湯「開国の湯」(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅構内、乗車口改札付近(東本郷1丁目)



 ↑ 伊豆急下田駅ホーム(東本郷1丁目)
  


Posted by さざえさん at 12:41Comments(2)下田の名所

2012年05月23日

夏色キセキ 第7話の聖地写真(その3)

夏色キセキ第7話の聖地の第三弾です。



 ↑ 下田八幡神社(一丁目)



 ↑ 下田東中学の南方200m付近の台地から西方(下田湾)を写す(柿崎)
   写真右手前の陸続きの島は、斜交層理の綺麗な弁天島。左側の島は、鶚島(みさごじま)。



 ↑ 下田東中学の南方200m付近の台地から西方(下田湾)を写す(柿崎)
   写真やや右側の島は、鶚島(みさごじま)。左側は犬走島。



 ↑ 下田公園の開国広場(三丁目)



 ↑ 下田公園の開国広場(三丁目)



 ↑ フェリー乗り場近くの道沿いから北方の武山(寝姿山)方向を写す(三丁目)



 ↑ 下田公園の開国広場(三丁目)



 ↑ 下田公園の開国広場より北方を写す(三丁目)
   左手の山が下田富士。右手が武山(寝姿山)。
  


Posted by さざえさん at 00:19Comments(0)下田の名所

2012年05月22日

夏色キセキ 第7話の聖地写真(その2)

夏色キセキ第7話の聖地の第二弾です。



 ↑ ハンバーガーショップ「Ra-Maru」(道の駅開国下田みなと内、外ヶ岡)



 ↑ 「Ra-Maru」店内。アニメの忠実な再現に感動。



 ↑ 「Ra-Maru」でアニメと同じ名物下田バーガーを注文。今回は1個だけにした。ドリンクは生ビール(笑)



 ↑ ハリスの足湯(二丁目)いつもはアニメと同じ暖簾がかかっているが、この日は雨のため外してあった。



 ↑ 下田の祭は旧町名単位で行われる。ここ休憩所が設けられることが地元民に聞いたところ判明。教えてもらわなければ絶対わからなかった。(二丁目)



 ↑ ハンバーガーショップ「Ra-Maru」(道の駅開国下田みなと内、外ヶ岡)



 ↑ ハンバーガーショップ「Ra-Maru」(道の駅開国下田みなと内、外ヶ岡)



 ↑ ハンバーガーショップ「Ra-Maru」の前(道の駅開国下田みなと、外ヶ岡)



 ↑ ペリーロード沿いのお店(三丁目)



 ↑ 稲生沢川沿いにある本郷公園(東本郷1丁目)



 ↑ 稲生沢川沿いにある本郷公園(東本郷1丁目)



 ↑ 本郷公園から眺めた下田富士(東本郷1丁目)



 ↑ 稲生沢川沿いにある本郷公園(東本郷1丁目)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回、仕事の休みを利用して巡礼に行ってきましたが、Ra-Maruで下田バーガーを食べていたときのことです。店員さんが私のおたくオーラを感じたのか?、店員さんが「持ってますよね?」夏色キセキオフィシャルフォトブックを見せてくれました。持っていなかった私は奪い取り熟読しました。

このオフィシャルフォトブックには四章でRa-Maruをはじめ登場した場所が紹介されていました。とく興味深かったのは三章で監督、副監督、脚本家さんたちが夏色キセキ製作の裏側を対話形式で語っていて、このアニメささげる努力とおたくっぷり(情熱)が感じられました。ファンはもちろん、下田市民にはぜひこれを読んでもらいたいなぁー。

 ↑ Ra-Maruで夏色キセキオフィシャルフォトブックを見た後、その足で最寄の本屋に直行して2冊しか在庫がなかったので、2冊買った。ビニールを被っている本を買うのはちょっと勇気がいる(笑)  


Posted by さざえさん at 10:30Comments(0)下田の名所

2012年05月20日

夏色キセキ 第7話の聖地写真(その1)

夏色キセキの第7話「雨にオネガイ」の聖地写真を撮ってきました。今回は下田市内に実在するシーンが多かったため2回に分けて載せます。とりあえず(その1)。聖地巡礼の参考にどうぞ!



↑ 伊豆急下田駅のロータリー。背後に見える山は下田富士。



↑ 伊豆急下田駅の降車口改札付近。



↑ 伊豆急下田駅前にある黒船の模型。



↑ ローソン下田駅前店。



↑ 下田公園の開国広場(三丁目)



↑ ローソン下田駅前店。



↑ 築150年以上とされる松本旅館(二丁目)



↑ ハリスの足湯(二丁目)



↑ ハリスの足湯(二丁目)



↑ ハリスの足湯(二丁目)



↑ クシダレコード店(二丁目)

続きはまた後日!  


Posted by さざえさん at 00:11Comments(0)下田の名所

2012年05月19日

「夏色キセキ×黒船祭コミュニケーションギャラリー」行ってきた

昨日、第73回黒船際(5/18~20開催)のイベントの一つである「夏色キセキ×黒船祭コミュニケーションギャラリー」に行ってきました。黒船祭の下田は出店やイベントスペースが各所にあって、多くの観光客や米兵、地元民で賑わっていました。こんな活気のある下田の町は、久々に見た気がします。


 ↑ 下田の商店街の一角にひっそりとイベントスペースは設けられていた。この看板を見逃すとうっかりすると通り過ぎてしまうかも。アニおた向けの演出だ。


 ↑ 夏キセの名場面の原画が直に見れた。


 ↑ 絵コンテには修正の後が随所に残っており、作者の苦労が見受けられる。


 ↑ 登場人物の設定が詳しく書いてある。誕生日・身長・体重・スリーサイズ・家族構成・足のサイズまで。ちなみに凛子と優香は家庭科部(幽霊部員)って知ってました?


 ↑ 松木屋旅館の詳細図面。


 ↑ 優香の部屋の間取りと家具類の位置が詳細に書いてある。


 ↑ 「沙希」と書かれたの消され手書きで「紗季」と修正されている。もともとは「沙希」だったのかな?


ここに載せた画像はごく一部ですが、会場には数十点もの貴重な絵コンテ・設定画等の資料が展示されたいへん興味深かったです。展示スペースは、アニおた(私を含む)や一般市民で賑わっていました。メッセージボードには、製作者やスフィアに向けた応援や熱いメッセージが書き記されていました。  


Posted by さざえさん at 06:23Comments(0)下田の名所

2012年05月17日

伊豆半島ジオパーク構想のポスター

昨日、伊豆半島ジオパーク構想のジオパークマップとパンフレットを入手したいと思い、町の観光協会に行ってきました。しかし、残念ながらそれらは届いていないとのこと。その代わりA2版のポスターがあったのでもらってきて、早速食堂のレジのところに貼り付けました。ポスターの図柄は4種類あるとのこと。そのうち南伊豆町が載っているものは2種類で、それらは頂けましが、それ以外の2種は一部しかないとのことで貰いませんでした。でも後になって図柄だけ見せてもらえばよかったなぁと思った。

             ↑   ↑   ↑   ↑   ↑  
   [左上]三島市:楽寿園(小浜池)  [右上]伊東市:城ヶ崎海岸

   [左中]伊豆市:旭滝         [右中]東伊豆町:細野高原

   [左下]西伊豆町:堂ヶ島(天窓洞) [右下]南伊豆町:加納石丁場


             ↑   ↑   ↑   ↑   ↑  
   [左上]沼津市:戸田御浜池     [右上]伊豆の国市:葛城山山頂より

   [左中]西伊豆町:枯野公園     [右中]伊豆市:白鳥山

   [左下]南伊豆町:中木        [右下]河津町:峰温泉大噴湯公園

上の2枚のポスターで、計12ヶ所のジオサイトの写真がありますが、ほとんど場所はわかります。しかしながら、実際にジオ見学しに行ったというわけではないので、今度時間があっていくことがあれば、資料持って行って見たいです。  


Posted by さざえさん at 15:52Comments(0)ジオな気分

2012年05月14日

夏色キセキ 第7話予告の聖地写真(下田バーガー編)

地元の人に、下田の地魚といえば何と聞けば、金目鯛がまず一番にあがるでしょう。なぜって、下田は金目の水揚げ日本一ですからね。
でも近年は人気が高く、需給バランスが変わってきたためか?かなりの高値の高級魚です。そんな金目鯛を贅沢にハンバーガーにしたものが下田にはあります。その名も「下田バーガー」です。これを食べられるお店は、下田湾に隣接した国道135号の「道の駅開国下田みなと」内にある「ramaru」です。

現場に着き店内をのぞいたら、家族連れの観光客らしき人を中心にちょっと賑わってました。私は少し待って空いてきたのを見計らって店内へ。この夏色キセキの7話の予告編から印刷した絵を持って店員のお姉さんに私は「(絵を見せながら)これと同じのください!」
店員「下田バーガーですね!」とすぐにわかってくれた。
私「(絵を見せながら)あとこのメロンソーダと生ビールもください!」
店員「中学生にビールはまずいでしょ!」と鋭い突っ込み。
そうだ優香や凛子まだ中学生であった(汗)

結局、生ビールではなくて、アイスティーにした。しかしながら、白いお盆は存在せず、テーブルの色が透けて絵と違う色にになっているのは計算ミス(汗)。通常お店では、皿の形は四角く、皿に敷く紙も白ではない、メロンソーダのグラスの形も異なるそうであるが、お店のはからいで、絵に近いものを使用してくれた。感謝!


一口食べてみると揚げたての金目鯛サクッとした食感のあとに金目の旨みがじわっと出てくる。バンズはやわらかくしっとりとしたものを使っているので、揚げたての金目の食感を邪魔していない。一個目完食。


二個目を食べる。そうだ昼ごはんを食べてからまだ一時間半しか経っていないことを思い出した。でも美味しいのでぺろり完食!ポテトチップも付け合わせで付いているので、食後のおやつとしてはかなりのボリュームでした。

メニューには、下田バーガーを含め4種のバーガーがのっていまいたが、
おたくは黙って「下田バーガー2個!メロンソーダ!生ビール!じゃなくてアイスティー!」を指差せ!  


Posted by さざえさん at 18:22Comments(0)下田の名所

2012年05月12日

夏色キセキ 第6話の聖地写真

伊豆下田を舞台にしたテレビアニメ『夏色キセキ』の第6話は、「夏海のダブルス」。夏海を思いやる友達3人は、多忙な夏海を楽にしてあげてほしいとお石様に祈ったところ、夏海のクローン人間が出現!大騒ぎになった…。
私も忙しいときはクローン人間ほしいなー。



↑ 夏海の自宅前。



↑ 夏海の自宅。



↑ 夏海の自宅。



↑ 夏海の自宅。



↑ ペリーロード(三丁目)



↑ ペリーロード(三丁目)



↑ ペリーロード(三丁目)

今回の第6話に出てきた夜のペリーロードのシーンは、おととしから開催されている「キャンドルカフェin下田」というイベントです。今年も8月3日(金)~5日(日)18:00~21:30で開催予定です。詳しくは、下田市観光協会HP⇒http://www.shimoda-city.info/candlecafe/
  


Posted by さざえさん at 01:38Comments(0)下田の名所

2012年05月10日

弁天島の斜交層理と生痕化石(下田市柿崎)

下田市内のジオサイトに指定されている弁天島にちょっくら巡検に行ってきました。場所は下田市柿崎で穏やかな下田湾内を一望できる場所です。車だと国道135号を下田聚楽ホテルから須崎方面に向かい、民宿呑三の先をすぐ右に入ったところです。


↑ 弁天島に着くとすぐ縞々の露頭が目に飛び込んできます。最近設置されたジオパークの解説板が立っています。


↑ これが斜交層理。これを調べることによって当時の水流の方向や強さ、すなわち当時の環境がわかります。ここではたまたま、地殻変動による地層の傾斜と当時の流れの方向(古流行)が似た方向で、かつ傾斜が緩やかだからおおむね写真に記入した流れの方向だったはず。


吉田松陰は、金子重輔と共にこの弁天島のほこらに身を隠して、西暦1854年4月24日の夜、米艦ポーハタン号に密航を試みた。その勇姿を称え石碑が立っている。弁天島は現在陸続きになっています。


下田龍神宮(鷺島神社)は、古くから氏子たちには「ささげ弁天」の名で呼ばれている。弁天島の由来はここにあるようだ。小さい神社だが、厳かな雰囲気をかもし出している。


↑ 吉田松陰の石碑を回りこむと神社があり、その奥にはほこらがある。ここに松陰が隠れたのかな?そのときは地層見る余裕は無かったでしょうね。


↑ 地層は西北西方向に傾斜している。島を先のほうに進むとレストランがある。ここの背後の露頭は、斜交層理が見られない。なぜって、地層の傾斜方向に沿って(走向方向に垂直に)見てるからなのだ。同じ地層でも見る角度によって見え方が違うことを覚えておこう!


↑ 層理面に添って密集度の高い生痕化石が見られる。Thalassinoides sp.かな?。エビに似た甲殻類(スナモグリ類?等)の棲み跡。浅い海に棲んでいる生物のものです。このような事実からこの地層「白浜層群」は、比較的浅い海で堆積したものとされています。そういえば昔、同じく中新統の房総半島の三浦層群中の一部にもこいつがあったなぁー。層相も似ているから同じような環境なんだろうな。こいつも、地層を見る角度で見えたり見えなかったりする。たまたま層理面がうまく出ていたのでよくわかる。


↑ 地層を構成している堆積物は、貝殻片が目立つ石灰質砂岩。完全な形を残している貝化石などは見られない。もともとの生息域から水流等で運ばれた貝化石(異地性)でしょう。

余談ですが、弁天島にあるイタリアンレストランは、以前、市内の役所近くにあったお店が昨年移転、名前を変えてオープンしたものだということを今回たまたま知りました。移転前は何度か行ったことがありますが、たいへん美味しかった記憶があります。今度はランチでワインを飲みながら地層と話してみたいなー。吉田松陰には申し訳ないですが…(;^_^A  


Posted by さざえさん at 00:15Comments(2)ジオな気分