2014年05月06日
長者ヶ原・山ツツジまつり(期間2014.5.5~5.20)


南伊豆町伊浜の長者ヶ原でヤマツツジが見ごろになってきた。この地ではもともと原野にヤマツツジが自生していたが、雑木や雑草に覆われてひっそりと咲いており、この花を容易に見ることは出来なかった。数年前から、地元の有志たちによりこの土地の整備が行われ、現在は長者ヶ原・山ツツジ公園となっている。5月の花期には長者ヶ原・山ツツジまつり(期間5/5~20)が開かれ、赤く可憐な花を見に来る人も増えてきた。現場は、人里離れた南伊豆の秘境であるが、山ツツジ公園までは、乗用車でアクセスできるので、気軽にヤマツツジを見ることができる。今がヤマツツジの見頃なので、天気の良い日に行ってみてはいかがであろうか。ちょうど一年前に撮った写真も載せてあるが、おおむね同じような開花具合である。

↑ 山ツツジ公園周辺地図

↑ 山ツツジ公園に向かう途中の、県道121号南伊豆-松崎線の「蛇石(じゃいし)」バス停近くの河岸沿いに見られる「へび石」こいつの尻尾は、2.4kmはなれた大池まで続いているといわれる!?

↑ 天神原植物園前の分岐からから山ツツジ公園へ上る林道がある。舗装されているので自動車で山ツツジ公園の駐車場まで行ける。但し、フロントスポイラーなどのエアロパーツを付けた車は路面の凹凸にこするかも。

↑ ここが山ツツジ公園駐車場。山ツツジまつり期間中は、仮設トイレと売店がオープンしている。

↑ 山ツツジ公園案内マップ。駐車場から歩くとすぐ山ツツジ群生地がある。群生の密度が高いのは、らくらくコースのG区付近。駐車場から続く窪地沿いで高低差がないので、お年寄りでも見に行きやすい。

↑ 駐車場にある天神原・蛇石ジオサイトの解説板「南伊豆の屋根、蛇石火山と周辺ジオサイト」
この周辺東西3km・南北6kmの範囲は、古い陸上火山である蛇石火山(140万~130万年前)の地層からなる。
駐車場周辺は比較的大きな凹地になっており、湧水も見られる。青野川の源流となっている。
この場所の地形は、素人目には古い火口を連想させるが、かなり古い時代の火山なので現地形はかなり浸食されている。

↑ 少し歩けば山ツツジがきれいに咲いていた。

↑ ワラビ採りはOKだそうです。

↑ 貴重な野草・ササユリ等の掘り採りは厳禁です。

↑ すぐ分岐がある。楽して短時間で見るなららくらくコース。
時間があれば健脚コースで山頂へ行き、らくらくコースへ下ると良い。

↑ 登り始めの辺り。

↑ 斜面中ほどは山ツツジはまばら。

↑ 上り勾配はなまった体にちときついが、健脚であれば10分も歩けば長者ヶ原山頂(海抜480m)に着く。駐車場からの比高約100m。

↑ 長者ヶ原遊歩道案内板。

↑ 長者ヶ原山頂から大峠方面を写す。

↑ 長者ヶ原山頂のヤマツツジ。

↑ 今登ってきた方向(南方)を見下ろすと、遠くに駿河湾が見える。

↑ 尾根沿いハイキングコースが続いている。長者ヶ原山頂から富士見平方面を写す。時間があるときに歩いてみたい。晴れていれば遠く富士山も望める。

↑ 今回は、下山、楽々コースへ下る。

↑ 窪地沿いに群生している。

↑ 花に囲まれてお弁当食べたら美味しいかも。

↑ 窪地を沿いの群生地を見ながら駐車場に戻る。

↑ 車での帰り道は、まつり期間中、一方通行となっているので、案内表示どおりに進むと帰れる。