2013年06月18日
南伊豆沖で獲れる小さな高級魚「タカベ」
↑ この魚ご存知ですか?本州から九州の太平洋沿岸に生息し、これからの時期旬を迎えるタカベである。
成魚でも全長20~30cmほどのサイズで、背びれに近い側面には黄色いラインが美しいほんとに綺麗な魚だ。
岩礁近くに群れを成して生息し、動物性プランクトンなどを餌としている。
市場では高値で取引される高級魚。関東圏で流通するタカベは伊豆諸島で漁獲されたものが多い。
↑ 弓ヶ浜から見た神子元島。日本最古の現役石造灯台がある島だ。
神子元島は、タカベ網漁の良い漁場となっている。下田S級サザエもこの周辺で獲れる。
↑ 神子元島近くでタカベが群れている様子。
この群れが、島近くに寄った時に、刺し網を打ち込んで捕獲する。
もともと潮流が早い場所のため、漁は海況が穏やか且つ潮表(潮がぶつかる側)を狙う。
夜中の潮止まり前後の時間帯が理想的である。
↑ 弓ヶ浜の駿河丸によるタカベ網漁の水揚げの様子。このときは大漁であった。
群れで回遊する魚なので、獲れるときは、大漁大当たりする場合があるが、獲れない場合は、ゼロもあるというシビアな漁だ。経験と繊細な操船技術および魚探で群れを見つけてから網を入れるまでの素早さがモノを言う漁だ。
現在、静岡県でタカベ網漁を操業しているのは、彼らだけである。
↑ 網にかかったタカベを一尾一尾傷つけないように丁寧に外す作業。
↑ 外したタカベをサイズ分けし、傷の有無を選別する作業。
↑ 網にかかったタカベを狙ってサメがやってくる。魚を食べるだけならまだしも、網を破いてしまうので厄介者だ。
↑ 旬のタカベは脂がのって最高だ。とりあえず塩焼きで食べてみて欲しい。宇宙一美味しいはずだ。
南伊豆で取れたてのタカベであれば、刺身も美味いし、地元の食べ方としては、背越し(せごし)といって骨ごと切刻んで食べるのが美味い。あと干物も最高だ。これからの時期、もし伊豆産のタカベを見かけたら是非食べてほしい!
究極のシーフードヌードル!(笑)
南伊豆は伊勢海老漁シーズン真っ盛り!
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南伊豆ではアワビが大漁です!
当店最年長スタッフが無農薬栽培!
イセエビの脱皮(変わりエビ)
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Posted by さざえさん at 22:29│Comments(0)
│青木さざえ店